おさえておきたい
二胡の上達法

二胡の滑音(ポルタメント)

二胡の滑音!滑音は二胡演奏の魅力を最大限に引き出すための不可欠なテクニックです。

一指の「上滑音」のやり方を詳しく解説します。

曽朴二胡教室では、初級コースから丁寧に滑音の基本を指導を行っています。

二胡の滑音(ポルタメント)とは?|美しい音のつなぎ方と練習法

二胡ならではの魅力といえば、「滑音(かつおん)=ポルタメント」
まるで人の声のように音がなめらかにつながる表現技法です。
このページでは、滑音の基本から練習方法、よくある失敗例まで、初心者にもわかりやすく解説します。


滑音とは?

滑音(ポルタメント)とは、二つの音の間を指で滑らせて音程を連続的に変化させる奏法のことです。
ピアノやギターのように音が“段階的”に変わるのではなく、声楽的で柔らかい音の移動を表現できます。

中国語では「滑音(ホワイン)」と呼ばれ、二胡独特の“歌うような音”を生み出す最も重要な技法のひとつです。


二胡の滑音(ポルタメント)の運指イメージ
▲ 滑音の基本:指を弦の上でスムーズに滑らせる

滑音の基本的なやり方

① 指で弦を滑らせる

音程を変えるのは指を動かす速さと距離です。
弓を一定に動かしながら、指を弦の上でゆっくり滑らせてみましょう。
上に動かすと音が高く(上滑音)、下に動かすと音が低く(下滑音)なります。

  • 滑らせる指は、押さえている指そのまま(主に第1・第2指)
  • 弓は止めず、一定のスピードを保つ
  • 滑り出し・止めどころを意識する

② 弓のスピードと圧力を一定に

滑音は「弓」と「指」が別々に動いているようで、実は連動していることが重要です。
弓を速く動かしすぎると、音が途切れたり不安定になります。
まずはゆっくりとしたテンポで、音の流れを感じながら練習しましょう。


練習のコツ

1. 弓を長く使う

弓をケチらず、フルボウ(弓全体)を使うイメージで音を伸ばします。
弓の長さが足りないと音が途中で切れ、なめらかさが失われます。

2. 滑るスピードをコントロールする

早すぎる滑音は「段差のない音」ではなく「単なるズレた音」になってしまいます。
練習の初期は「遅すぎるくらいゆっくり」を意識して、音程変化を感じ取ることが大切です。

3. 出発点と到達点を耳で確認する

滑音は「出発音 → 到達音」を常に意識します。
どこからどこまで上げる(下げる)のかを明確にして、耳でゴールの高さをイメージしましょう。


滑音の種類

滑音には主に次の3種類があります。

  1. 上滑音(シャンホワイン):低い音から高い音へ滑らかに上げる
  2. 下滑音(シャーホワイン):高い音から低い音へ滑らかに下げる
  3. 回滑音(フイホワイン):一度滑って戻る(感情表現に多用)

それぞれの滑音のスピード・長さ・幅によって、曲の表情が大きく変化します。

たとえば、哀愁を出すなら「ゆっくり広く」、軽快さを出すなら「短く速く」。


よくある失敗例

  • 指を押しすぎて滑らない(→ 力を抜く)
  • 弓を止めてしまい音が切れる(→ 弓を一定に動かす)
  • 滑りすぎて音がわからない(→ 開始と終点を明確に)

上達の近道は、「音程よりも音の流れを感じること」です。
滑音は“音と音の間を歌う”感覚で、楽器が歌っているように聴かせましょう。


SOBOKU二胡スクールの滑音指導

SOBOKU二胡スクールでは、初心者でも安心して滑音を学べるように、段階的なレッスンを行っています。

  • 基礎の指使いと弓の動きを同時に確認
  • 動画・録音によるフィードバックで成長を実感
  • 個人レッスン・グループレッスン・オンライン対応

講師が一人ひとりの指の動きを丁寧に見てくれるので、「できているつもり」を防ぎながら正しい滑音が身につきます。

まとめ

  • 滑音は「音をつなぐ」二胡の代表的な表現技法
  • 弓と指を連動させ、力を抜いて滑らせる
  • 音の出発点と到達点を明確に
  • 耳で聴きながら、心で“歌う”意識を持つ

滑音ができるようになると、二胡の表現力が一気に広がります。
焦らず、1音1音のつながりを楽しみながら練習を重ねていきましょう。

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