二胡初心者のための数字譜(簡譜)とは?起源・特徴・五線譜との違いを解説
二胡初心者と数字譜(簡譜)
二胡を学び始めると、最初に戸惑う方が多いのが「数字譜」です。
日本の音楽教育では五線譜が主流のため、初めて数字で書かれた楽譜を見ると不安を感じる方も少なくありません。
しかし、二胡の楽譜は基本的に数字譜(簡譜)で記されており、初心者にとって実はとても合理的な記譜法です。
ここでは、数字譜の起源や特徴、日本での受容、そして二胡との関係について分かりやすく解説します。
数字譜の起源と歴史
数字譜の起源は、18世紀フランスにさかのぼります。
思想家・音楽家であったジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau)が、1742年に音の高さを数字で表記する楽譜法を提案したことが、数字譜の最初の体系的構想とされています。
その後、19世紀フランスにおいて、この理念は
ガラン=パリ=シェヴェ法(Galin–Paris–Chevé法)
として体系化されました。この記譜法は、音楽教育や歌唱指導を目的に広く普及し、「誰でも音楽を学びやすくする」ための簡便な方法として用いられてきました。
中国で発展した「簡譜(jianpu)」
19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランス系の音楽教育者や宣教師を通じて数字譜は中国へ伝えられました。
中国では独自の音楽文化や教育環境に適応しながら発展し、現在広く使われている「簡譜(jianpu/数字譜)」として定着します。
簡譜は五線譜と比べて理解しやすく、
– 民族音楽
– 合唱
– 音楽教育
の分野を中心に急速に普及し、大衆化が進みました。
現在の中国音楽、そして二胡の楽譜表記の基本が、この簡譜です。
数字譜の基本的な読み方
数字譜では、音階を数字で表します。
– 1=ド
– 2=レ
– 3=ミ
– 4=ファ
– 5=ソ
– 6=ラ
– 7=シ
音域は点(・)で表記します。
– 数字の上に点 → 1オクターブ高い音
– 数字の下に点 → 1オクターブ低い音
このように、音の高低関係が視覚的に分かりやすいことが、数字譜の大きな特徴です。
日本における数字譜の受容
日本に数字譜が紹介されたのは明治期以降です。
明治維新後、西洋音楽の導入が国家的に進められる中で、日本の音楽教育は五線譜を基準として整備されました。そのため、数字譜は学校教育の中心的な記譜法にはなりませんでした。
一方で、その簡便性から
– 初等教育
– 歌唱指導
– 軍歌・唱歌の補助
などで一定程度使用されてきました。
また20世紀以降、中国音楽やアジア音楽の研究・演奏が広がる中で、中国の簡譜とともに再評価され、民族音楽やアマチュア演奏の分野で用いられるようになっています。
二胡の楽譜と数字譜の関係
二胡の楽譜は、基本的に数字譜で表記されます。
二胡の数字譜には、音の高さだけでなく、
– 指番号(弦を押さえる指)
– 内弦・外弦
– ダウンボウ・アップボウ
– スラー(弓のつなぎ)
そのため、SOBOKU二胡スクールでは、二胡入門の段階から数字譜の読み方を丁寧に指導し、演奏と同時に楽譜理解を深めていきます。
二胡初心者こそ数字譜を正しく学ぶことが大切
数字譜は、楽理の知識が十分でない初心者でも、音の流れや高低関係を直感的に理解しやすい記譜法です。
五線譜が苦手な方でも、正しく学べば二胡演奏の大きな助けになります。
二胡を基礎から学びたい方、数字譜に不安を感じている方は、ぜひ専門的な指導のもとで学ぶことをおすすめします。
二胡の数字譜は初心者に向いている?【独学との違い】
二胡の数字譜(簡譜)は、音の高低や運指が視覚的に分かりやすく、二胡初心者にとって理解しやすい楽譜です。
そのため「二胡は数字譜だから簡単」「独学でもできる」と思われがちですが、実際には正しい読み方と演奏技術を同時に学ぶことが重要です。
特に二胡では、
– 弓の使い方
– 内弦・外弦の切り替え
– 左手のポジション
といった要素が音色や音程に大きく影響します。
数字譜だけを見て自己流で進めてしまうと、間違った癖がつきやすいため、初心者ほど専門的な指導を受けることが上達への近道となります。
二胡の楽譜として使われる数字譜と五線譜には、それぞれ特徴があります。
数字譜の特徴
– 音の流れが分かりやすい
– 初心者でも理解しやすい
– 二胡特有の運指・弓使いが書き込める
五線譜の特徴
– 音楽理論の理解に適している
– 他の楽器とのアンサンブルに向いている
SOBOKU二胡スクールでは、まず数字譜で演奏の基礎を固め、その後必要に応じて五線譜の理解も補います。
これにより、実践的で無理のない上達を目指します。
二胡の数字譜でよくある初心者の疑問
Q:数字譜だけで二胡は弾けますか?
A:基礎練習と正しい指導を受ければ可能ですが、独学のみでは限界が出やすいのが現実です。
Q:五線譜が読めなくても大丈夫ですか?
A:問題ありません。二胡演奏では数字譜が基本のため、五線譜が読めない方でも安心して始められます。
Q:数字譜は日本と中国で違いますか?
A:基本構造は同じですが、表記の細かな違いがあります。正確な理解には専門的な解説が必要です。
二胡を正しく学ぶために大切なこと
二胡の数字譜(簡譜)は、初心者にとって非常に有効な記譜法ですが、楽譜を読む力と演奏技術は別物です。
正しい音程、安定した弓使い、美しい音色を身につけるためには、体系的な指導が欠かせません。
SOBOKU二胡スクールでは、
– 数字譜の正しい読み方
– 二胡演奏の基礎
– 初心者がつまずきやすいポイント
を丁寧に指導し、独学では身につきにくい「正しい基礎」を重視しています。
二胡の数字譜に不安がある方、基礎から正しく学びたい方は、
ぜひ SOBOKU二胡スクールの体験レッスンをご利用ください。





